情報提供医師

中畑 慶吾 医師(大阪ひざ関節症クリニック 院長)

日本整形外科学会認定専門医

中畑医師の詳しいプロフィール

79歳の私の母についての相談です。
O脚状態が20年位続き、最近では膝の痛みのため、歩行が厳しくなってきました。高齢ということもあり、身体に負担がかかる人工膝関節手術は避けたいと考えています。再生医療は手術なしでも膝の痛みに効果があると聞いたのですが、高齢の場合でも効果はありますか?

お母様のお膝の状態が歩くのも痛みで困難との事、お母様はもちろん、お近くにいらっしゃる相談者さまも大変お辛い事と思います。当クリニックで行っている再生治療は、ご高齢の方にもたくさん受けて頂いており、90歳以上の方にも治療をご提供しております。

■再生医療とは


再生医療は、病気やケガなどによって損傷を受けた組織の機能を、自身の細胞によって修復することを目指す新しい医療です。
たとえば、変形性膝関節症で膝の痛みが強い場合、通常の治療だと薬物治療をはじめとした保存治療を行い、効果が感じられない場合は手術療法(人工膝関節など)で膝関節を人工的な素材に置き換えることで、身体の機能を取り戻すことを目指します。再生医療では、こうした人工物に頼らず、私たち自身が持つ組織の再生能力を活かし、膝の痛みの緩和を目指します。

■手術なしで膝の痛みを改善


これまでの変形性膝関節症の保存療法はあくまで対症療法(一時的に痛みを取り除くなど)であり、根本的な治療をするためには手術療法が必要でした。
一方、再生医療は、変形性膝関節症の症状の進行を止めること、もしくは遅くすることが期待されます※。上記でもお伝えした通り、当院では90歳以上の方にも治療をご提供しております。高齢だから治療が受けられない、ということはございませんので、ご安心ください。また、再生医療は患者さまご自身の血液や細胞を利用しますので、副作用が少ないというところも特徴です。

■再生医療① PRP療法


採血した血液から血小板を多く含む液体成分だけを抽出し、膝に注射で投与する治療法です。血小板から放出される「成長因子」が組織の修復を促し、膝関節内の自然治癒力を高めて慢性化した膝の痛みをやわらげる効果が期待されます。当院では、PRPから組織の修復を促す成長因子のみを抽出、濃縮したPRP-FD注射を採用しています。PRP-FDはヒアルロン酸よりも長い効果の持続が期待され、ヒアルロン酸が効かなくなった進行期の膝の痛みにも効果的です。治療は採血と膝への注射のみなので、体への負担も少なく済みます。

■再生医療② ASC療法


脂肪幹細胞を使用する治療法です。幹細胞とは、筋細胞や軟骨細胞など、さまざまな細胞に分化(変化)する能力を持った細胞です。脂肪組織から幹細胞を抽出し、膝関節内に投与することで、抗炎症作用や疼痛抑制効果、ダメージを負った組織の修復が期待できます。当院では、より多くの幹細胞を膝関節に投与するために、培養幹細胞治療を採用しています。脂肪組織から抽出した幹細胞を6週間ほどかけて培養することで、最小限の脂肪採取でより多くの幹細胞を投与することが可能になりました。治療は脂肪採取(20ml程度)と膝への注射のみなので、こちらも体への負担が少ない治療です。

■膝手術を避けたい方は当クリニックへご相談を


再生医療の培養幹細胞治療においては、受けられた患者さまの89%は進行期〜末期の方が占めておりますが、中には車椅子や杖なしで、自力で歩けるようになった方もいらっしゃいます。人工膝関節手術を受けずに済む治療をお探しであれば、ぜひ一度当クリニックへご相談ください。
もちろん効果には個人差がありますので、当クリニックでは事前に整形外科専門医が膝の状態を診察し、MRIの画像診断結果も踏まえて改善の見込みを判断したうえで、一人ひとりに合った治療法をご提案いたします。
膝の再生医療が気になるという方はもちろん、膝の詳細な状態を知りたいという方も、ぜひ一度、はじめてのご来院予約よりお気軽にお問い合わせください。


まずはお気軽にご相談ください。

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